頸椎前方固定術

頸椎後縦靭帯骨化症の手術は、頸の前を切開する前方法と頸の後ろを切開する後方法があります。
前方法が適しているのは、骨化した後縦靭帯の範囲が3椎間に留まっている場合で、後方法が適しているのは、縦方向に長く骨化している場合です。
管理人は、頸の前から行う頸椎前方固定術を受けました。
頸椎前方固定術横
管理人は、この絵を見ても位置がよくわかりませんでした。
いろいろ頸椎前方固定術に関する事を調べて、なるほどと思えました。
次の図は、上から見た頸椎前方固定術です。
頸椎前方固定術上
前方法は、後方法に比べ、手術が技術的に難しいと言われています。
前方法は、頸の前を切開し、椎体を削って、椎体の後ろにある、後縦靭帯を削り取ります。
削った後は、椎体があった部分に自身の骨を移植し、チタンプレートで固定する方法です。
頸椎前方固定術は、骨化した靭帯そのものをほとんど切除してしまう手術方法です。

頸椎前方固定術手術前横
手術前左からの画像
頸椎前方固定術手術前横
手術後左からの画像
頸椎前方固定術手術後前方
手術後前方からの画像

術後、頸が安定するまでカラーを24時間装着する必要があります。
また、頸の前を切開するため、気管が細く、睡眠時無呼吸症候群を持った管理人は、睡眠時のタンのつまりとCPAPで手術後辛い5日間を送る事になりました。